「最愛」

昨日に引き続き今日もお休みで、明日の仕事もお昼からということで、久々にレイトショーで映画を観てきました。
今回はめずらしく天神東宝で・・・。
作品は観たかった作品の1つ、「容疑者Xの献身」を。というわけで、「今日の映画」のコーナーです!!(^^)



はっきり言って今回もかなりイイ出来!!ここ最近ありがちな単なるTVドラマの映画化と思ってたら大間違いです!!
ドラマと切り離して単独で映画として観ても、十分納得できるクオリティの高さ!!


高校の数学の教師をしている石神は、ある夜殺人を犯してしまった隣人の母娘を救うため、完全犯罪の計画を打ち立てる。物理学者の湯川が警察から事件の捜査への協力を依頼されるが、石神は実は湯川の大学時代の同期で、湯川が天才と認めるほどの数学者だったのだ!!
密かに恋している隣人を守ろうと画策する石神と、友人の犯罪に気付き、苦悩する湯川。
天才物理学者VS天才数学者。愛を知らなかった天才が、人を愛してしまったが故に犯した犯罪とは―――!!


まさに容疑者Xの「献身」的な完全犯罪の真相に涙!!これほどまでに深く人を愛することができるとは!!
悲しいまでの愛、壮絶なまでの愛。ミステリーの持つ爽快感というよりは、この映画を観た人はまずそれらを目の当たりにするでしょう。
石神の切なくて深い愛情と、友を思う湯川の涙には、感動せずにはいられない!!


もちろんミステリーとしての魅力も満載!!
俺がドラマで好きだった実験による物理学的なアプローチとかは今回の事件に関してはなかったけど、今回に限ってはそれはいいんですよ!!
実験はなくとも相手は天才数学者、論理的思考に基づいた頭脳戦は、十分に湯川の魅力を堪能できます!!
幾何と見せかけて、実は関数の問題」。2転3転して、誰も予想しなかった意外な結末には、まさに感心の一言!!


いやホントにいい映画でした!!
ドラマでは湯川の独特なアプローチの仕方とかキャラを強く出してたけど、今回の映画は人間ドラマを中心に描いてあるので、俺的には断然こっちの方がいいんだよね〜。
ドラマも良かったけど、今回の映画観たらはっきり言ってやっぱ比べ物にならん。それほどまでに素晴らしかった!!


というわけで、人間ドラマとしても、ミステリーとしても超オススメの1本です!!(^^)