喜劇王

もう新しい号が出てるけど、前の号の「TVぴあ」の「今号のこの人に訊く」は日本の喜劇王、我らが志村けん師匠でした。
自分が愛する笑いだけを求め、自分が信じる笑いだけを届けてくれる、俺の一番好きな芸人さんです。(^^)


舞台「志村魂2」の話はもちろん、現在のお笑い界についての彼のコメントが載ってました。
「売れるとネタをやらなくなるのが寂しい」(同意)という話と同時に、「今の若い奴らはベタができない、みんな若者にウケる為に奇をてらったようなネタばかりやってるけど、本当はベタができないと駄目。そしてベタをやるには実は腕が必要なんだ。」という話が書いてありました。
今はそういう技術でもって笑わせるような、作り込んだ笑いの番組が少ない。」と。


はっきり言ってこの話は、ここ数年の若手お笑いブームを見てるとうなずかずにはいられないですね!
最初コント番組だったのに、当たったらどんどんロケやゲームなどのコーナーに移行していく番組も多いし。これは悲しい!
それに特に「エンタの神様」や「笑いの金メダル」とか観てるといろんなキャラを作った若手の芸人(特にピン)が出てるけど、誰がどうとは言わないけど、これから残っていきそうな人とそうでない人は一目瞭然。
そして俺みたいな素人目から見ても残っていきそうな芸人というのは、漫才でもコントでも漫談でも、作り込んだ「しっかりした笑い」を見せてくれる人です。心に残って、思わず思い出し笑いしてしまうような「深い笑い」を与えてくれる人なのです。


若い人たちに人気の芸人さんたちの中に、「すべらない話」に出てすべらない話ができる人が何人いるでしょうか?
コント番組に出て、いつまでも語り継がれるような、数年後も誰もが知っているようなキャラを演じることができる人が何人いるでしょうか?


そりゃ志村けんもそうだし、明石家さんまダウンタウンが若手に席を譲れないハズですよ。時代が求めるものが変わるほど、新しいものが魅力的なものを持ってないんだから。


というわけでしっかりした魅力的な笑いを届けてくれる志村けん師匠が大好きです。(^^)
記事にも載ってたけど、「志村魂」いずれ全国回って欲しいですね!!