マリア・・・その愛と死
ぐああ!!またキタ!!「鳥人戦隊ジェットマン」感動エピソード!!
だんだん前振りが適当になってきましたが、今回のお話は第49話「マリア・・・その愛と死」です。
レッドホーク・天道竜の恋人リエ=バイラムの女幹部マリアの壮絶な最期を描いた名エピソードです。
ラディゲの力でだんだんと魔獣と化していくマリアの策略にはまり、吸血鬼となった竜は何とか自らの欲望を乗り越え、取り付いていた血のヒトデは竜の体から離れる。
一方次々と人間の男達の血を吸い、魔獣へと変貌を遂げるマリア!!
その前に竜が現れる。
「リエ・・・、お前がどんな姿になっても、お前への気持ちは変わらない・・・!」
魔獣マリアにくちづける竜。そのくちづけで、マリアはリエの姿を取り戻す!!
ところが喜ぶ竜の前にラディゲ登場。リエはこれからもバイラムの幹部として生きる道を選び、ラディゲの後ろに付く。
喜ぶラディゲだが、次の瞬間その背中に刃が突き刺さる!!
「せめて・・・!せめて一太刀、お前に浴びせたかった!ラディゲ!!」
リエがラディゲの隙をつき、落ちていたブリンガーソードを突き立てたのだ。
怒り、すかさずリエの体を容赦なく斬りつけるラディゲ!!
「マリア・・・!お前は俺のモノ・・・!レッドホークには渡さん・・・!!」
そう言い残すとラディゲは姿を消す。彼もまた彼なりに、マリアを愛していたのだろうか・・・?
ぐおお、つーかこの展開マジで燃える!!この辺のBGMもかなりイイし!!
叫び、駆け寄ろうとする竜を制止するリエ。
「竜!来ないで!!これで・・・、これでよかったのよ竜・・・。私の手は血で汚れてしまった。昔には戻れない。あなたの腕に抱かれる資格は、私にはない・・・。」
その隣にグレイが現れる。
「もう、助からない・・・。最期のお願いよ、竜。忘れて、私のことを。あなたの胸から、私の記憶を拭い去って・・・。」
「やめろぉぉぉぉ!!」
堪りかねて駆け寄る竜を避けるかのように、グレイと共に姿を消したリエは、抱きかかえられたまま海辺にいた。
はっきり言ってこの辺からは涙なしでは観れません!!
これでよかったのかとたずねるグレイに、リエは口を開く。
「ほんとは、死にたくない・・・。もう一度、もう一度一から竜とやり直したい・・・。竜・・・。」
リエの目から涙がこぼれる。
「竜・・・。竜・・・。竜・・・。」
つぶやきながら、静かに息を引き取るリエ。
機械であるはずのグレイの目から涙があふれ、その涙がリエの体を海へと葬り去った。
グレイもまた、リエ=マリアを愛していた。
子供のように泣きじゃくる竜。愛する人との楽しかった日々は、もう戻ってこない。
必ず元の姿に戻してやるという約束は、最悪の結末を迎えてしまったのでした。
はっきり言ってこの話はマジで泣ける!!これほどドラマチックなクライマックスが他の戦隊物にあっただろうか!?
観るたびに感動を巻き起こす、伝説の作品。
そして果たしてこのコーナーは、いつまで続くんでしょうか?(^^;